KOHEI TAKAHASHI

WORK

記念日|anniversary

記念日|anniversary
VIDEO[50:00]|2022年制作

記念日における家族の集合写真をモチーフとした映像作品。既に他界している両親と三姉妹、5人のファミリーポートレート(本作)は、遺影に写る女性の法要の後に動画によって撮影された。動かない二つの遺影と時々瞬きをしながら少しばかり揺れる三人の視線は、ともに画面を見つめる我々に向けられる。黎明期の写真撮影は長時間露光によるものであり、人物の場合数分間同じ姿勢で留まるのが普通であったので、ここではそれに倣って同じポーズをとり続ける。また、かつて日本に写真技術が伝来した際「写真を撮られると魂が抜かれる」という迷信があったが、ここには既に魂を抜かれた2人の人物(の写真)と、これから時間が経っていつの日にか魂が抜かれる予定の人間が、フレームの中で同居している。つまり本作は、50秒間動く写真である。

 

ページ上部へ